ガスバリア性

食品などを包装する主な目的は、内容物を保護・保存することです。すなわち、外的要因(酸素、水分、光、温度、微生物など)から内容物を隔離するというような機能が包装材料に求められています。このように、包装材料には、食品等の内容物を保護・保存をすることが基本となります。食品を保存する技法としては、「真空包装」、「ガス置換包装」、「乾燥食品包装」、「アセプティック充填包装」、「液体熱充填包装」、「レトルト食品包装」など、種々の包装方法があります。これらの食品包装技法に使用される容器には、種々の機能・特性が要求されますが、とりわけ「ガスバリア性」は特に重要です。包装容器内に酸素が侵入すると、食品の酸化劣化や変色・退色の原因となります。また、好気性菌(酸素中で発育する細菌)の増殖やカビ発生を促進させます。昨今急激に使用され始めているプラスチックなどは、種類も多く、いろいろな成形加工が可能となり、各種形状の容器が製造できることから、食品包装容器材料として多用されております。プラスチック包装材料を食品用保存容器として使用する場合、特に「ガスバリア性」の付与が重要となります。現在一般的に行われているプラスチック包装材料の「ガスバリア性」を確保する方法としては、アルミ箔等のガスを透過しない材料との複合化や、すべてをプラスチックで構成する「エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)」に代表されるようなガスバリア性樹脂との多層化する方法があります。

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